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相次ぐクマの目撃情報 被害防止へ建設会社で講習会 岐阜県池田町
全国的にクマの目撃情報が相次ぐ中、県内でも被害が報告されています。揖斐郡揖斐川町の建設会社では従業員が被害に遭わないように講習会が開かれ、取材しました。
県によりますと、県内では今年度、ツキノワグマの出没が9月末までに529件確認されていて、昨年度の同じ時期と比べて66件多く、このうち、揖斐郡での目撃情報は73件に上っています。
揖斐郡揖斐川町の加藤建設では、今年6月に会社の近くで人身被害が出たことを受け、従業員向けに講習会を開き、揖斐県事務所環境課の高井和之さんが講師を務めました。
高井さんは「生ごみを放置しないなど、クマを寄せ付けないよう心がけてほしい」と訴えた上で、クマが出没した場所を地図上で示した「クママップ」が県のホームページで公開されていることを紹介し、注意を呼びかけました。
※報告
「脇を締め、手で頸動脈を守り、うずくまります」
クマとの距離が5メートル以上ある場合は、市販のクマよけスプレーも有効だということです。
※県揖斐県事務所 高井和之環境課長
「まず、クマに会わないことが非常に重要です。クマに会わなければクマに被害を受けることがないということで、そこをしっかり考える。クマに会ってしまった時、クマとの距離によって対処の仕方があります。クマスプレーを使う方法、そのあとに命を守る方法を考えてまず、自分の身を守るということを一生懸命考えていただきたい」