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戦後79年の時を経て 一式陸上攻撃機のプロペラ展示 岐阜県各務原市
戦後79年の時を経て旧日本軍を代表する航空機「一式陸上攻撃機」のプロペラが各務原市の岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(空宙博)に展示され、貴重な資料として注目を集めています。
一式陸上攻撃機は、三菱重工業が設計・製造した国産機で、初号機は1939年に各務原飛行場、現在の航空自衛隊岐阜基地で初飛行したとされ、各務原市にゆかりのある機体です。
展示されているプロペラは1979年に東京湾で漁の網に引っかかり引き上げられ、千葉県内で保管されていましたが去年、各務原市に寄贈されました。
プロペラは金属製で全長3.4メートル。羽根は4枚で、1枚の長さは約1.5メートル、幅28センチと空宙博の中でも大型の資料です。
水に沈んだプロペラが曲がることなく、非常にきれいな状態で残っていることは珍しいとされ、空宙博の安福紘大学芸員は、「当時の製造技術や内部の構造などを知ることができる貴重な資料」と話していました。