木曽川（岐阜）の川下り復活へ　古田知事「可能な対応で始めてみる」　１０月にイベント

　岐阜県の古田肇知事は５日、木曽川流域の観光振興を目指し、流域の自治体などと連携して木曽川ならではの川下りを復活させるなど、当面の方策を明らかにしました。

　これは、流域の自治体などでつくる木曽川中流域観光振興協議会の５日の報告会で確認されたもので、報告会に出席した古田肇知事が定例会見で今後予定されているイベントなどを紹介しました。

※古田肇知事
　「これからさらにアクションを具体的にしていって木曽川中流域の魅力をさらに広域的に発信していきたい」

　川下りの復活に向けた試みとして、１０月２６日から２日間開く「Ｒｉｖｅｒ ｔо   Sｕｍｍｉｔ」で、ラフティングやＥボートによる「渡し」などを行います。

　古田知事は往時の「日本ライン下り」の魅力に触れながらも「現時点で木製のボートを使うことは慎重に考えたい。まずは可能な対応で始めてみる」などと述べました。

　県や流域の自治体などでは景観や集客につながる拠点の整備、海外の先進地域との交流を深め、木曽川を地域資源として生かす方策を探っています。