２人死亡のアパート火災　住人の男を現住建造物放火の疑いで逮捕　岐阜県高山市

　８日夜、高山市でアパートが焼け、焼け跡から２人の遺体が見つかった火事で、警察は９日、アパートに放火したとして住人の男を逮捕しました。

　現住建造物等放火の疑いで逮捕されたのはこのアパートに住む無職の男（２３）です。

　この火事は９日午後１０時半ごろ、高山市大新町のアパート「三光荘」から出火していると近所の人から消防に通報があったものです。

　警察によりますと、木造２階建てのアパート約３６０平方メートルと南隣の空き家約８０平方メートルが焼け、焼け跡から身元の分からない２人の遺体が見つかりました。

　現在、住人とみられる８０代と３０代の男性と連絡が取れていないということです。

　また、３人がやけどをして病院に搬送されました。

　男は警察に自首してきて、１階の自室に火を付けたなどと話しているということです。

　このアパートに関しては騒音のトラブルが今年に入って３件警察に寄せられていました。

　警察は、さらに詳しく調べるとともに、遺体の身元確認を進めています。