みわ屋髙島屋店が柳ケ瀬商店街に移転オープン

　岐阜髙島屋の閉店に伴い、レストラン街のテナントだった和食店の「みわ屋」が８日、岐阜市の柳ケ瀬所商店街に移転オープンしました。

※みわ屋柳ケ瀬店　田村孝次　代表
「やっとここまで来たなと。髙島屋の閉店からほぼほぼ２週間。ここまでこぎつけました。はじめは自信があったが、だんだん開店近くになって不安がだんだん高まってきています。皆さんのお力を借りてがんばります」

　店の代表を務める田村孝次さん７２歳は岐阜髙島屋の閉店発表を受けて、当初は閉店を考えましたが、常連客から存続を望む声が相次ぎ、柳ケ瀬商店街で去年まで営業していた山本屋本店の跡地に移転しました。

　メニューも客席の数も岐阜髙島屋店とほぼ同じですが、気軽に立ち寄ってもらえればと、弁当に力をいれました。

　さらにこだわりは店内の美術品です。日本画家・土屋禮一さんの絵画や陶芸家・加藤孝造さんの作品などが数多く飾られています。

　開店前に田村さんは、岐阜髙島屋店の時と異なり、来店客への駐車場の案内を丁寧にするようスタッフに呼びかけていました。

　午前１１時に開店。すると、常連客など次々に来店してきました。

※来店客は【女性】
「はっきり言ってうれしいです。柳ケ瀬から一店でもお店が減ってるのが一番困るんですよね。だから移転してでもいいで、やってもらえるってのが一番ありがたいですね。（最近）いい話がないんで。この話は本当にうれしかったです」

※来店客は【男性と子どもたち】
「髙島屋でもすごく人気のあるお店でしたので、髙島屋がなくなっても、移転してまた岐阜のまちに残ってくれて、すごくうれしいなと思っています」
「またこのおいしい料理が引き続き食べられると思うと、本当にうれしいです。子ども連れてきてよかったと思います」
「たのしい」「こういう食べ物ってあまり食べる機会がないので楽しいです」

　新しい店舗では土日のみだった夜の営業を平日にも拡充して、多くのファンを出迎えます。

※みわ屋柳ケ瀬店　田村孝次　代表
「柳ケ瀬が、店がだんだん少なくなる中、そこへ飛び込んできたわけですから、なんとか柳ケ瀬が盛り上がる一役を買いたいと思っています。そのためにも良質な店でありたいと思っています」