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「電子マネーカードが必要」相次ぐ架空料金請求詐欺 岐阜県警が「声掛けシート」で対策

全国的に詐欺事件が相次ぐ中、電子マネーカードを使い架空料金を請求する詐欺の被害が...
コンビニに掲示された「声掛けシート」

 全国的に詐欺事件が相次ぐ中、電子マネーカードを使い架空料金を請求する詐欺の被害が後を絶ちません。

 架空料金請求詐欺は、インターネットの利用料金などで未払いがあるなどと、架空の事実を口実に金銭をだましとる手口。中でもコンビニエンスストアで販売されている電子マネーカードを使い、金銭をだまし取る事例が増加しています。


◆「電子マネーカードが必要」警告音で急がせ、支払い誘導

 ことし6月下旬、岐阜市の80代の高齢男性がウェブサイトを閲覧中、けたたましい警告音とともに、「ウイルスに感染した」という警告メッセージを受けると、セキュリティーセンターの連絡先を案内されました。

※画像を一部加工しています

 男性が警告メッセージに表示された「050」から始まる電話番号に連絡すると、相手から「あなたのパソコンがウイルスに感染しています。セキュリティーでウイルスをブロックするためには電子マネーカードが必要です。コンビニへ買いに行ってください」などと誘導されました。

 その後、男性は指示通りコンビニ店に訪れましたが、従業員に声を掛けられ、被害を免れました。言われるがままに電子マネーカードを購入し、裏側に記載されているシリアル番号を教えてしまうと、犯人に送金されてしまいます。

 県内における架空料金請求詐欺の被害件数は、ことし9月末時点で100件確認されていて、被害額は約1億6600万円に上ります。このうち、電子マネーカードを使った詐欺の件数は、約7割を占めています。

 相次ぐ架空料金請求詐欺。岐阜県警は被害を減らそうと、”あるもの”を使い、対策に乗り出しました。


◆岐阜県警が導入、詐欺被害防止に「声掛けシート」

 10月4日、70代の高齢男性が電子マネーカード10万円分を求め、岐阜市のファミリーマート柳津町高桑店を訪れました。

※コンビニ従業員 大塚大誠さん
 「POSAカードを販売しているコーナーがありますが、そこに寄らずに一直線にレジに来て『このカードが欲しいんだけど』とご来店されました。すごく違和感がありました」

 従業員の大塚大誠さんと藤野めぐみさんは、男性の不審な行動を察し「声掛けシート」を活用して詐欺被害を未然に防ぎました。

※コンビニ従業員 大塚大誠さん
 「今回、お客様は”特殊詐欺”という言葉でピンとこなかったので、声掛けシートを活用しました。シートを見せたところ、お客様が詐欺に気づいて。そのあとに事務所に店長がいましたので、連携して今回の詐欺を未然に防ぐことができました」

 声掛けシートは、詐欺への注意を呼び掛けるもので、県内すべてのコンビニ約860店舗に配られています。基本的には、電子マネーカードを購入する人に提示されるということです。

岐阜県警がコンビニ店舗で実施した訓練

 県警は「同様の被害は高齢者の方が多く、支払いを急がせ、指示に従ってしまうケースが多い」と話しています。

【被害に遭わないために】
・「050」から始まる番号は特殊詐欺グループが利用することが多い
・マイクロソフトについては、警告メッセージに問い合わせの電話番号を掲載することはない
・パソコンのウイルス除去費として、電子マネーカードを使って請求されることはない
・困った場合、分からない場合は消費者ホットライン「188」に相談を

(ぎふチャンテレビ「フォーカスぎふ」内)

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