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西濃運輸野球部「一戦必勝」 日本選手権を前に意気込みをぎふチャンが取材

社会人野球で、夏の都市対抗野球と並び2大大会といわれる、秋の日本選手権。 大垣市...

 社会人野球で、夏の都市対抗野球と並び2大大会といわれる、秋の日本選手権。

 大垣市の西濃運輸は厳しい地区予選を勝ち抜き、4大会ぶり19度目の本大会出場を決めた。

 西濃運輸は1回戦、京セラドームで、11月12日に三菱重工Eastと対戦する。

 本大会初戦を前にぎふチャンの取材に、選手らが応じ、「一戦必勝」を誓った。

 全国の強豪ひしめく日本選手権本大会で、1996年に準優勝に輝いた西濃運輸だが、近年は初戦で涙を飲むことも少なくなく、2019年以降は本大会出場を逃してきた。

 東海地区で3枠を争う予選では、2023年、残り1枠をかけた敗者復活トーナメントまでまわったが、代表決定戦では、9回に3点差を追いつき、延長10回にサヨナラ勝ちを収める劇的な展開で代表権を掴んだ。

 代表切符の足がかりとなった同点3ランを放った原田大輔選手は、「若い選手とベテランがうまく融合していて、在籍している中で今が一番強い」とチームの成長に手ごたえを語る。

 攻守でチームを鼓舞する野﨑大地主将は「今年の都市対抗では初戦で敗退したので、その借りを返す意味でも大切な大会。」と夏の雪辱に闘志を燃やし、「初戦で対戦する三菱重工Eastは一人一人の能力が高く、関東の強豪の中で揉まれているチームという印象はあるが、僕らも僕らの良さを出せれば、面白い試合ができると思う」と意気込む。

 選手時代に本大会の舞台を経験する佐伯尚治監督は「本大会で勝てる要素はあるが、本番でいつも通りにできるかが重要。

 若い選手は自分ができることを思い切ってやって力を発揮し、ベテラン選手は代表決定戦の時のようにチームが苦しい時にチームを救える仕事をしてほしい」と話し、「まずは初戦突破。その先に初優勝のチャンスがあるので一戦一戦全力で戦っていきたい」と勝利を誓った。

 今年の集大成の大舞台に向け、経験豊富なベテランと勢いのある若手が切磋琢磨する西濃運輸の躍進に期待が高まる。

 巻き起こせ、西濃旋風。

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