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南宮大社で伝統の「ふいご祭り」 金属業者が商売繁盛祈る 刃物の日  岐阜県垂井町

いい刃(118)にちなんだ刃物の日の8日、金属の神を祭る不破郡垂井町の南宮大社で...
鞴(ふいご)を使って火力を上げ、鋼(はがね)を熱する刀鍛冶=8日、不破郡垂井町、南宮大社

 いい刃(118)にちなんだ刃物の日の8日、金属の神を祭る不破郡垂井町の南宮大社では「ふいご祭」として親しまれる金山大祭が行われました。

 この祭は平安時代から続くといわれ、金属にまつわる業者などが商売繁盛などを祈願します。

 鞴(ふいご)は、金属を加工する際に火力を強めるため空気を送り込む道具のことです。

 装束に身を包んだ刀鍛冶がふいごを使って火を強めて、真っ赤に熱した鋼(はがね)を金づちで打ち付けます。

 篳篥(ひちりき)や笙(しょう)などが奏でられる中、刀鍛冶は30分ほどかけて小刀を作り上げると、受け取った神職が神前に奉納しました。

 金物業を営む愛知県から訪れた参拝者は「商売を始めて45年になりますが、南宮大社は私の生業の守り神ですので、毎年お参りに来ています」と話していました。

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