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堅果類凶作でクマが大量出没か 相次ぐクマ被害防止へ対策会議 岐阜県

今年に入り、県内でツキノワグマに襲われる被害が相次いでいることを受け、県は27日、市町村の担当者や専門家らによる対策会議を開きました。
県内では今年度、クマによる人への被害が6件発生し、出没件数は10月25日時点で524件報告されていて、昨年度1年間の250件からすでに大きく上回っています。
会議には県や市町村の担当者、専門家らが出席しました。
会議では、岐阜大学応用生物科学部の淺野玄准教授がツキノワグマの生態について、ブナやミズナラといった堅果類が凶作になると秋のえさが不足し、人が生活する地域に出没することで人的被害が増えていると説明しました。
今後の被害防止対策として出没多発地域で緊急点検を行うとした上で、自治体と県、警察、関係団体の連携を強化することが確認されました。
淺野准教授は、各市町村で調査を行う際、県と共有しながら進めるようアドバイスしました。