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「気力ある限り運営続けたい」 ラリー支えて半世紀、三木彰さんに密着 岐阜県高山市

全日本ラリー選手権の最終戦でもある「第50回M.C.S.Cラリーハイランドマスタ...

 全日本ラリー選手権の最終戦でもある「第50回M.C.S.Cラリーハイランドマスターズ2023」。高山市を舞台に半世紀続くラリー大会です。大会を支え続ける男性に密着しました。

※三木彰さん
 「気がついてみたら、もう半世紀。ようここまでやったなと。自分としてはこのラリーの大会が終わるとやっと一年が越せるみたいな。毎年がそんな感じでやってまいりました」

 大会の組織委員長とコース委員長を兼ねて運営を支える三木彰さん。三木さんはかつてドライバーとして活躍し、1973年に開かれた別のラリー大会で、長野県のラリー関係者から高山市でのラリー大会開催を提案され、運営に身を投じました。

 大会初日(10月14日)の朝。地元中学校の吹奏楽部が演奏する中、ラリーカーは50回の記念走行に出発。三木さんは出発を見送った後、スタート会場で世界的なラリードライバーへあいさつに回ります。

 休む暇なく三木さんが次に向かった先は、今回初めてラリーカーを給油することとなったガソリンスタンドです。

※三木さん
 「やっぱり自分の目で見ないと心配だから。そういうところでトラブルがあって、ラリーができなくなるのは嫌なので」

 この日の視察中にも、コース内でハチが暴れているという連絡があり、自らハチの駆除に向かいます。突然のトラブルにも対応しながら、現地を視察する三木さん。ドライバーへの気遣いも忘れません。

 ラリーは2日間にわたって、総走行距離355キロのうち、12区間86キロの合計タイムで競います。長いコースが必要で、公道や林道などを使うラリーにとって、地元住民の理解は不可欠です。

 大会を始めた頃は、住民から騒音に対する不満も多く、菓子折り片手に大会への理解を求めたこともあったと話します。三木さんらの地道な努力で、現在では国内で最も歴史のある大会として定着しました。

 大会最終日(10月15日)。三木さんは笑顔でラリーカーを迎えますが、表彰式に向け、最後まで確認作業を怠りません。表彰式を眺めるのもつかの間。ラリーカーがコースでクラッシュしたとの一報が入ります。

※三木さん
 「よかった。けがなしが一番いい」

 幸い選手にはけがはなく、本部にも報告が終わり、思わず笑みがこぼれます。

※三木さん
 「自分としては過去にない、自分がそんなに忙しくなく終えたということで、『50回』に合う試合でした。自分の中では、このラリー大会が生きがい。毎年このラリーが済むと、いい年だったなと終われそうな気持ちです」

 気力がある限り運営を続けたい。そう語る三木さんの一年が終わりました。

(ぎふチャンテレビ「フォーカスぎふ」内)

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