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和紙の特性を生かした力作ずらり 第36回全国和紙画展 岐阜県美濃市の美濃和紙の里会館で

和紙で描く絵画の公募展第36回全国和紙画展が、美濃市の美濃和紙の里会館で開かれています。
この公募展は、和紙を画材として活用し、その美術的価値を高めていこうと、毎年開かれています。
今回は、和紙の特性を生かしながら自由に表現するアート部門に78作品、和紙だけで描く和紙画部門に68作品が寄せられました。
会場には、厳正な審査で選ばれた75の作品と、過去の公募展で大賞を受賞した招待作家の作品3点が展示されています。
今年のアート部門の大賞は、名古屋市の土屋朱織さんが手掛けた「Work」と題した作品で、紙を重ねたり透かしたり、さらに染めたり焦がしたりして和紙にさまざまな表情を持たせています。
一方、和紙画部門の大賞は、岐阜市の土屋誠次さんが描いた「平和は笑顔から…」と題した作品で、人のような動物のような仲間たちがバーで楽しく酒を酌み交わす様子を多彩な色遣いで描いています。
会場にはほかにも意欲的な作品が並び、絵の題材に合わせて切る、ちぎる、よじる、しわをつけるといった和紙ならではの加工が施され、来場者の目を引いています。
この展示会は、12月18日まで開かれています。