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長良川鵜飼 閉幕を受けて鵜の検診 岐阜市

清流長良川を舞台に5月から繰り広げられてきた岐阜市の長良川鵜飼と関市の小瀬鵜飼が...
検診を受ける鵜=17日、岐阜市

 清流長良川を舞台に5月から繰り広げられてきた岐阜市の長良川鵜飼と関市の小瀬鵜飼が15日に閉幕し、このうち長良川鵜飼では17日、シーズンを通して活躍した鵜の検診が行われました。

 鵜の検診は岐阜市が毎年、長良川鵜飼のシーズンの前と後に行っています。

 17日は獣医師3人が鵜匠6人の家を回り、合計111羽の健康状態を確かめました。

 このうち鵜匠代表の杉山雅彦さんの自宅では23羽の体重を測り、伝染病の予防接種や血液検査などを行いました。

 ※鵜匠代表 杉山雅彦さん
「なんとか最後まで、無事に終了できたのが一番良かったことだった、ほっとしています」
「ことしは特に暑いということもあって、鵜たちがちょっと暑さにこたえているところがありましたけども、何とか無事、鵜たちも元気に最後までがんばってくれました」

 2023年の長良川鵜飼の乗船客数は、7万3101人で、目標としていた8万5000人には届かなかったものの、前年と比べると2万人余り増えました。

 市鵜飼観覧船事務所によりますと、インバウンドの乗船客が好調で、アジア圏に加えて欧米方面からの客が増えたということです。

 関市の小瀬鵜飼でも乗船客数は前年より1699人増えて6135人となりました。

 なお、長良川鵜飼ではことし、河川の増水や観覧船が下流に流される事故などにより合計10日間、鵜飼が中止になっていて、去年に比べると中止日数は3日増えました。

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