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美術家と画家の2つの作品展 岐阜県池田町の極小美術館

大垣市の美術家小野允子さんと多治見市の画家北村武志さんの2つの作品展が、揖斐郡池田町の美術館で開かれています。
作品展が開かれているのは池田山の麓にある小さな美術館、極小美術館です。
1階では、美術家の小野允子さんが手掛けた「砂上のトゥシューズ」と題した造形作品が鑑賞できます。
金属的な輝きを放つトゥシューズは陶器で作られていて、ラスター彩の製法で光沢をつけています。
何足ものトゥシューズがつま先立ちしているのは、有刺鉄線が地雷のように埋まっている地面です。
小野さんは、「不安定な世界とそこに立たなければいけない不条理な状況を表現してみました」と話していました。
一方、3階の屋根裏の展示室には、画家の北村武志さんが描いた12枚の女性の肖像画が並んでいます。
正方形のキャンバスに、いずれも オレンジ色の髪の女性が正面を向いた構図で描かれています。
同一人物のような印象を受けるものの、じっくり見比べると、目や鼻や口の形、大きさが違っていて、次第に表情の違いが見えてくる仕掛けになっています。
この2つの作品展は 入場無料で、11月5日まで開かれていますが、訪れる際には事前のアポイントが必要です。