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市内5本の井戸から有機フッ素化合物が検出 追加調査を実施へ 岐阜県各務原市

岐阜県各務原市は28日、市内の複数の井戸水から国の暫定目標値を上回る有機フッ素化...
三井水源地=各務原市内

 岐阜県各務原市は28日、市内の複数の井戸水から国の暫定目標値を上回る有機フッ素化合物が検出されたと発表しました。これらの井戸の周辺で追加調査を行うことにしています。

 各務原市では、水道水を供給している三井水源地から有機フッ素化合物が検出されたことを受け、市内にある井戸の水質調査を行いました。

 95本の井戸について調査した結果、このうち5本の井戸から国の暫定目標値を1.3倍から、最大で2.8倍上回る有機フッ素化合物が検出されたということです。

 この結果を受けて市では、5本の井戸から半径500メートルの範囲にある井戸を対象に追加調査を実施することにしました。

 追加調査は10月2日から1カ月程度かけて行い、井戸の利用状況を確認するほか、水質を調査して結果を公表するとしています。

 有機フッ素化合物は、体内に取り込まれるとコレステロール値が上がったり免疫系に影響を及ぼしたりすることが指摘されていますが、確定的な知見はいまのところなく、国は暫定目標値の取扱について検討を進めています。

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