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西濃圏域初の緩和ケア病床開設 西濃厚生病院が完成 岐阜県揖斐郡大野町

岐阜県揖斐郡大野町で建設が進められていた岐阜・西濃医療センター西濃厚生病院が完成し21日、竣工式が行われました。
西濃厚生病院は、揖斐川町の揖斐厚生病院と養老町の西美濃厚生病院の病床数を再編する形で建てられました。
延べ床面積は約3万8000平方メートル、地上6階建てで、400床の病床を設けています。
最新の医療機器を配備し、西濃圏域では初となる緩和ケア病床を設けるほか、災害拠点病院としてヘリポートも備えています。
関係者ら約80人が出席して21日、神事が行われました。
出席した県の古田肇知事は「持続的に、かつ安定的に適切な医療を提供いただくことを期待している」と話し、最後に関係者がテープカットをして完成を祝いました。
※JA岐阜厚生連 堀尾茂之経営管理委員会会長
「地域の皆さま方に特に愛される病院という形に持っていきたいと思っています」
※西濃厚生病院 西脇伸二病院長
「施設が完成するのを目の当たりにして、身の引き締まる思いです。これから診療に取り組んでいきたいと感じています」
病院では23日に一般向けの内覧会が行われ、10月2日から診療を開始するということです。
なお、病床再編後の揖斐厚生病院は廃院となりますが、揖斐川町が建物を利用して診療所を開設する予定です。また、西美濃厚生病院は医療機能や規模は縮小するものの、介護医療院を併設して事業を継続することになっています。