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水源地から「PFAS」検出問題 検査結果について濃度の分布をわかりやすく公表へ 岐阜県各務原市議会

各務原市のほぼ半数の世帯に水道水を供給している三井水源地から、国の暫定目標値を上...
各務原市議会定例会=13日、各務原市議会議場

 各務原市のほぼ半数の世帯に水道水を供給している三井水源地から、国の暫定目標値を上回る有機フッ素化合物「PFAS」が検出された問題で、各務原市は13日、水質検査の結果について、濃度の分布をわかりやすく公表する考えを明らかにしました。

 これは、13日に行われた市議会定例会の一般質問で明らかになったものです。

 三井水源地での問題を受け、各務原市では、数値の超過が見られる井戸から半径500メートル以内で行う追跡調査のほかに、市独自でも全域に点在する95カ所の井戸で調査を行っています。

 全域調査の結果については9月末をめどに、濃度の分布を地図に落とし込むなど、状況を分かりやすい形で公表していくとしています。

 市と県がことし8月、水源地周辺の井戸で行った調査では、44カ所中13カ所で目標値を超える値が確認され、現在、超過が確認された井戸から半径500メートルの範囲について追加調査を行っています。

 対策として市では、活性炭を用いて有機フッ素化合物を取り除く浄水設備の改良工事を進めているほか、小中学校や高校などに浄水器を設置しています。

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