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教員を選ばなかった理由 「長時間労働」や「いじめ問題」に不安 岐阜県教育委員会が調査

学校の教員になることを選ばなかった学生の多くが、休日出勤や長時間労働、いじめ問題...

 学校の教員になることを選ばなかった学生の多くが、休日出勤や長時間労働、いじめ問題や保護者とのコミュニケーションに不安を感じ、教職に就くことを避けたことが、岐阜県教育委員会の調査で明らかになりました。

 この調査は、2023年3月、岐阜県内7つの大学の教育学部と教職課程を履修した大学4年生を対象に行われました。

 回答率は37%で、273人が回答しました。

 このうち、学校教員にならなかった学生77人にその理由を複数回答で尋ねたところ、最も多かったのは「休日出勤や長時間労働のイメージがある」で79%、次いで「職務に対して待遇が十分でない」が64%と続きました。

 このほか、いじめや問題行動の対応、児童生徒や保護者とのコミュニケーションへの不安を挙げる回答も多くありました。

 県教委は「不安を解消させていくことが必要」とした上で、▼働きやすい職場づくり ▼自信をもって教壇に立てるよう大学と連携した学生のスキルアップ ▼採用後のサポートを充実させていくことにしています。

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