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幻のモモ「蟠桃(ばんとう)」の収穫 糖度が21度を超えるものも 岐阜県高山市の果樹園

幻のモモと言われるほど栽培が難しい「蟠桃(ばんとう)」の収穫作業が高山市の果樹園...
収穫期を迎えた蟠桃=24日午前、高山市江名子町、樋口果樹園

 幻のモモと言われるほど栽培が難しい「蟠桃(ばんとう)」の収穫作業が高山市の果樹園で始まっています。

 蟠桃は 中国原産の平べったい形をしたモモです。

 病害虫や雨に弱く、栽培には手間が掛かりますが、強い香りと濃厚な甘さが特長です。

 食べると不老不死になるという伝説もあり、小説「西遊記」に登場する孫悟空や中国・唐の時代の楊貴妃も食べたとされています。

 高山市江名子町の樋口果樹園では、約40年前から栽培していて、24日は、8センチから9センチほどに育った桃を一つずつ丁寧に収穫していました。

 今年は春先の遅霜により、収量が2割ほど減少していますが、猛暑が味方して例年を上回る甘いモモに育ちました。

※樋口果樹園 樋口義孝さん
 「かなり糖度も上がっていまして、甘いもので21度を超えるものもあります」

 収穫は9月10日頃までで、注文販売はすでに終了していますが、余剰が出た場合には予約者に販売するということです。

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