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ダム貯蔵のウイスキー樽を公開 飛騨高山蒸溜所

ウイスキーの生産をめざす飛騨高山蒸溜所は、蒸溜したウイスキーを中部電力が管理するダムの構内で熟成させる取り組みを始めました。
高山市高根町の標高920メートルにある飛騨高山蒸溜所は、2023年春に旧高根小学校の校舎をリノベーションして開設されました。
2026年秋に県内では初めてとなるシングルモルトウイスキーの発売を目指しています。
蒸溜所のシンボル「ポットスチル」で蒸溜された熟成前のウイスキーは、樽に詰めて長期間熟成されます。
その貯蔵場所になるのが中部電力が管理する高根第2ダムの構内です。
内部は1年を通して気温が15度前後に保たれ、湿度も高いため、ウイスキーの熟成に適しています。
原酒を蓄える木製の樽は長さ約90センチ、幅約60センチ、1本に約200リットル入る
大きさで、8月中に計5本が貯蔵される予定です。
※飛騨高山蒸溜所 有巣弘城社長
「中部電力のダムという環境を使って美味しいウイスキーが出来れば良いと思っています」
ダムの構内に貯蔵されたウイスキー樽は、1年経過を見てから製品化を目指すということです。