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高校野球岐阜大会ハイライト(23日) 大垣養老、健闘及ばず 県岐阜商が4強 大垣日大も競り合い制す

◆県岐阜商 10-5 大垣養老(準々決勝・長良川) 大会第7日は、ベスト4をかけ...
2本塁打を放った大垣日大の3番米津=23日午後、長良川球場

◆県岐阜商 10-5 大垣養老(準々決勝・長良川)

 大会第7日は、ベスト4をかけた戦い。夏3連覇を狙う県立岐阜商業に挑むのは、独自大会を除き、創部14年で初のベスト8を掴んだ大垣養老。

 初回に2点を先制された大垣養老でしたが、先発のエース河田が、2回、3回と県岐阜商の攻撃をゼロに抑えます。

 すると、3回ウラ。デッドボールと盗塁で、2アウトながら得点圏にランナーを置き、2番橋本がセンターへきれいに打ち返し、1点を返します。

 大垣養老は4回オモテに3点を追加されますが、そのウラ。ヒット3本で1アウト満塁のチャンスを作ると、9番・近藤龍都。バウンドが変わった打球がセンターへ抜けて2点が入り、2点差に詰め寄ります。

 それでも王者・県岐阜商は5回。1点を加え、なお2アウト三塁二塁で、9番森の打席。レフトが思い切って飛び込むも捕れず、タイムリースリーベースとなり2点が入ります。

 粘る大垣養老は6回。1アウト三塁一塁から、橋本のこの日2本目のタイムリーで1点。さらに、3番臼井もファースト強襲のタイムリーで続き、3点差とします。

優勝候補の県岐阜商を相手に粘投した大垣養老のエース河田=23日午前、長良川球場

 しかし、7回に2点を許した大垣養老は最終回。先頭の臼井が2打席連続ヒットで出塁しますが、4番・西松が倒れた後、5番・若山の落ちそうな当たりは、レフトのファインプレーに阻まれ2アウト。ここで打席に立つのは、エースの河田。セカンドフライに倒れ、ゲームセット。王者を苦しめた大垣養老、ベスト8で涙を飲みました。

◆大垣日大 5-4 岐阜第一(準々決勝・長良川)

 シード校対決は、両チーム、エースが先発マウンドを託されます。
 試合は初回から動きます。大垣日大は先頭バッター高川が、岐阜第一のエース元木の出鼻をくじく2ベースヒット。そして、3番米津の当たりはレフトの頭上を越えてスタンドへ。2ランホームランで先制します。

 2回にも2点を奪われた岐阜第一は4回。4番目川がレフト前ヒットでチャンスを作ると、続く5番熊谷が、大垣日大・山田のストレートをはじき返して右中間へのタイムリー2ベース。さらに、7番酒井もセンター前にタイムリーヒットを放ち、この回2点を返します。

 そして、5回。大垣日大が1アウト二塁一塁のピンチを背負うと、阪口監督が先発の山田を一旦、レフトに下げます。代わった2番手・矢野。岐阜第一の後続をダブルプレーに仕留め、反撃を断ち切ります。

 流れを引き戻した大垣日大は6回、3番米津。放物線を描いた打球はレフトスタンドへ。この日2本目のホームランで突き放します。

 意地を見せたい岐阜第一は終盤8回、5番熊谷、6番阪口の連打などで1点を返すと、大垣日大・阪口監督はエース山田をマウンドに戻します。岐阜第一の打席は代打・永安。戻ったばかりの山田をとらえ、ライトオーバーのタイムリー2ベースで1点差に詰め寄ります。さらに2番今井がセンター前ヒットで、2アウト満塁。同点、さらには逆転のチャンスの場面でバッターは3番水野。空振り三振で軍配は大垣日大のエース山田にあがります。

 大垣日大は、苦しみながらも岐阜第一の反撃を振り切り、ベスト4進出を決めました。

 7月23日(日)深夜0時~放送 ぎふチャンテレビ「高校野球 岐阜の夏 ハイライト」より抜粋

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