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岐阜市の病院で元看護師長を懲戒解雇 入院患者から預かった現金約930万円を着服

岐阜市の病院で、病棟の看護師長が入院患者から預かった現金約930万円を着服してい...
謝罪する病院関係者ら=12日午後、岐阜市日野東、岐阜病院

  岐阜市の病院で、病棟の看護師長が入院患者から預かった現金約930万円を着服していたとして、懲戒解雇されていたことが分かりました。

 懲戒解雇処分となったのは、岐阜市にある岐阜病院の精神科療養病棟に勤務していた40代の女性看護師長です。

 病院によりますと、元看護師は入院患者から預かった現金を払い出す書類を偽造して、ことし3月までの2年8カ月の間に2000回にわたって着服を繰り返していたということです。

 20人余りの患者が被害に遭っていて、被害額は計930万円にのぼるということです。

 病院では、患者の現金を会計課が預かり、患者自身が書類を記入・提出して現金を払い出すシステムをとっていましたが、元看護師は、コロナ禍の行動制限に便乗して「払い出しは自分が代行する」と患者や病院に話していました。

 病院の聞き取りに対し、元看護師は着服を認めなかったといい、病院は6月5日付で懲戒解雇、その後、警察に刑事告訴しました。

 病院は「再発防止策の策定などで内部管理体制の適正化を図り、信頼回復に向けて取り組む」としています。

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