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3年余りの新型コロナとの闘いを振り返る 専門家らによるシンポジウム 岐阜県

新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行してから約2カ月。3年余りの...
コロナ禍を振り返ったシンポジウム=10日午後、岐阜県庁

 新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行してから約2カ月。3年余りのコロナ禍を振り返り、今後の感染症危機への対処について議論するシンポジウムが10日、岐阜県庁で行われました。

 シンポジウム「感染症との闘い~これまでとこれから」は、これまでのコロナ対応を振り返り、その成果や教訓を踏まえ、今後の感染症危機にどう立ち向かうかを議論するため、岐阜県が主催したものです。

 県の古田肇知事は「スピード感ある決断をし、オール岐阜の推進体制をとった岐阜モデルは、貴重な財産となった」と3年余りを振り返りました。

 基調報告では、コロナ対策を最前線で取り組んだ県健康福祉部の堀裕行部長が登壇。県が経験した8回の波について「第1波では、感染判明後に急速に容体が悪化する方も多く、保健所や県は日々、緊張感に包まれていた」と振り返りました。

 続いて行われたパネルディスカッションで、感染症の専門家からは、「5類になったからといって感染性が低下したわけではない。体調不良で無理をせず、手指衛生を今後も遵守するなど、最低限の対策を引き続き行うことが今後の感染対策で重要」といった意見が出されました。

※岐阜県健康福祉部 堀裕行 部長
 「県の対策にご理解とご協力をいただいたすべての県民の皆さまに、改めて深く感謝を申し上げます」

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