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町長からセクハラ被害 職員ら第三者委員会の設置を要求 岐阜県池田町

揖斐郡池田町の岡﨑和夫町長からセクハラを受けたとして町職員が4日会見を開き、町に...

 揖斐郡池田町の岡﨑和夫町長からセクハラを受けたとして町職員が4日会見を開き、町に調査を求める要求書を提出しました。

 訴えたのは、いずれも30代の職員と元職員の女性2人で、相談を受けた労働組合「岐阜青年ユニオン」とともに会見を開きました。

 訴えによりますと、女性職員は2020年、庁舎内を歩いていた際、岡﨑町長に後ろから尻を触られたということです。

 また、2013年には女性職員が業務のため町長室を訪れた際、手や腕、肩を触られたということです。

 職員によると、約10年前以上から町長によるセクハラ行為があったといい、「セクハラを容認している職場環境が異常だった。問題としてとらえることがタブーだった」と話し、要求書を町に提出し、被害の実態を調査するとともに第三者委員会の設置を求めました。

 これを受け、岡﨑町長は会見を開き、次のように説明しました。

※岡﨑和夫町長
 「(要求書には)お尻を触ったとありますが、これはありません。数分にわたって手をさすられたとありますが、そんなことは私はしておりませんけども、手を握りながら「がんばってね」と言ったことはあると、思い出す中でそういうことはあった」

 このように述べ、職員の体を触ったことは認めましたが、性的な意図については否定しました。

 町は今後、町が定める指針に基づいて調査を進めた上で、必要があれば第三者委員会の設置を考えるとしています。

 岡﨑町長は進退について「まだ考えていない」としました。

 岡﨑町長は2003年の町長選挙で初当選し、現在6期目の75歳です。

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