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江戸時代から続く「車田」で田植え 高山市

高山市松之木町に江戸時代から残る丸い形の田んぼ「車田」で14日、田植えが行われました。
車田は高山市と新潟県佐渡市の2カ所にのみ残る貴重なもので、県の重要無形民俗文化財に指定されています。
車輪のように見えることからその名がつけられ、高山市松之木町の車田は伊勢神宮の神供米を作ったと伝わる神聖な田んぼです。
この日、そろいの法被姿で笠をかぶった車田保存会のメンバー11人が、直径約20メートル、約420平方メートルの車田に入り、田植え唄が響く中同心円状に苗を植えていきました。
※車田保存会 大森茂樹会長
「もっと若い子どもたちも一緒に、(田植えに)入ったり出来たらと良いと思っています、伊勢神宮へ奉納したと伝えもありますので、2024年くらいには実際に奉納したいと思いもあり、それを目標に活動しています」
植えた苗は、秋に住民らの手によって収穫されるということです。