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4年ぶりに「起し太鼓」の重厚な音が町中に響きわたる 岐阜県飛騨市

約400年の伝統を誇る飛騨市の古川祭が19日開幕し、夜には4年ぶりに「起し太鼓」の重厚な音が町中に響きました。
起し太鼓は、祭りの始まりを伝えようと太鼓を叩いて町内をまわったのが起源とされ、江戸時代から続いています。
19日夜の起し太鼓では、直径30センチの大太鼓を載せた全長8メートルの櫓にさらし姿の裸男が乗り込み、打ち手が「ばち」を振り下ろして大太鼓を響かせました。
また、「付け太鼓」と呼ばれる12組の若者たちは、櫓に帯同する形で町を練り歩き、熱気を全身で伝えていました。
2日目の20日は、御旅所前のまつり広場などできらびやかな9台の屋台がひきそろえられ、からくり奉納や子供歌舞伎が上演されました。
飛騨市観光協会によりますと、2023年の古川祭は、天候に恵まれ2日間で県内外から約3万人が訪れたということです。