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「瀬戸黒」人間国宝 陶芸家の加藤孝造さん(88)死去 

瀬戸黒の人間国宝の陶芸家で多治見、瑞浪、可児市の名誉市民、加藤孝造さんが17日、...
作陶に励む加藤孝造さん

 瀬戸黒の人間国宝の陶芸家で多治見、瑞浪、可児市の名誉市民、加藤孝造さんが17日、亡くなりました。88歳でした。

 加藤さんは、志野・瀬戸黒の人間国宝、故・荒川豊蔵さんに師事し、可児市内に窯を築いて、美濃桃山陶の制作に打ち込みました。

 焼成途中で窯から引き出して急冷し、漆黒を引き出す「瀬戸黒」や、独特の美しい緋色を表現した「志野」などを手掛けました。

 2010年に「瀬戸黒」で人間国宝に認定されたほか、2012年に旭日小綬章を受章しています。

 県の古田肇知事は「県の陶芸界の発展に大いにお力添えいただきました。ご生前のご功績に改めて敬意と感謝を申し上げます」とのコメントを発表しました。

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