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関市の生活保護停止処分をめぐる訴訟 岐阜地裁が判決まで処分停止の決定

自動車の保有などを理由に生活保護を停止したのは違法だとして、関市の60代の男性が...
関市役所

 自動車の保有などを理由に生活保護を停止したのは違法だとして、関市の60代の男性が市を相手に処分の取り消しを求めている裁判をめぐり、判決が言い渡されるまでは市の処分をいったん停止する決定を岐阜地裁が行っていたことが分かりました。

 訴状などによりますと、関市に住む男性(64)は持病を抱えていて働くことができず、2021年から生活保護を受けていましたが、所有していた軽乗用車を処分し仕事を探すという市の指導に従うことができず、3月1日、市から生活保護の停止処分を受けました。

 その後、男性は市に対して処分の取り消しを求める訴えを起こしていました。

 この裁判を巡り、男性の弁護士は13日、岐阜市で会見を開き、1審の判決が言い渡されるまでの期間は、生活保護を停止した市の処分をいったん停止する決定を岐阜地裁が4月10日付けで出したと明らかにしました。

 関市は裁判所の決定について「真摯に受け止めた上で市の方針や考え方は裁判で明らかにしていく」とコメントしています。

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