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肥料価格が高騰する中 国内資源を活用した化成肥料を開発 JA全農岐阜

肥料価格の高騰で農家の負担が増す中、これまで輸入に依存してきた化学肥料の原料を国...
国内資源を活用した肥料「エコレクトG066」の説明会=12日午前、岐阜市役所

 肥料価格の高騰で農家の負担が増す中、これまで輸入に依存してきた化学肥料の原料を国内の資源でまかない、安定的な供給を目指す取り組みが始まっています。

 主な化学肥料の原料として用いられる「リン」や尿素は、近年ウクライナ情勢や中国による輸出制限などで価格が高騰していて、輸入に頼らない国内資源を利活用する動きが活発化しています。

 今回JA全農岐阜が開発した「エコレクトG066」は、岐阜市の下水道処理灰から回収されたリン酸や鶏糞燃焼灰などの国内資源を活用した化成肥料で、安定した供給やコストの削減が見込まれています。

 12日に岐阜市役所で行われた製品の説明会でJA全農岐阜の西村寿文県本部長は「持続可能な農業を進めるため、国内の未利用資源を活用する第一歩としていきたい」と期待を寄せました。

 「エコレクトG066」は、県内各JAの資材店舗で4月中旬から販売されます。

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