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春の高山祭前に”幻の屋台”「指南車」公開 復元に携わった老舗家具メーカーで 岐阜県高山市

明治時代に火事で焼失した高山祭のからくり屋台「指南車(しなんしゃ)」を復元した屋台が高山市内で公開されています。
「指南車」と呼ばれるこの屋台は、高さ約5メートル、長さは 3.2メートルで、上部に取り付けられた人形の指が、 屋台がどの方向に進んでも常に南を指す仕掛けになっています。
明治時代の火災で焼失し、幻の屋台とされていましたが、2020年に復元されました。
展示されているのは、復元作業に携わった高山市の老舗家具メーカー飛騨産業の HIDA高山店です。
屋台の復元には、「飛騨の匠」と呼ばれる木工技術に優れた職人が協力し、飛騨の木材を使い、伝統の組子「千鳥格子」などを施しています。
また、屋台の後方に付けられた見送り幕は、染色家・柚木沙弥郎(ゆのき・さみろう)さんの図案を元に制作され、会場では、柚木さんがデザインした生地や織物で作られた家具も展示販売されています。
※飛騨産業 デザイン室 主任 平田優香さん
「こちらでは、5月7日まで柚木さんの図案を取り入れて復元した高山祭の屋台も公開しています、ぜひご来店ください」