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鮎のルアー釣り、エリア限定で試行 揖斐川中部漁協

鮎の友釣り人口の減少、高齢化に歯止めをかけようと揖斐川中部漁業協同組合(岐阜県揖斐川町)では今シーズン試行的に鮎のルアー釣りを公認し、揖斐川支流の粕川(かすがわ)で優先区域を設定して鮎釣り人口増を図っていくことになりました。
この試みは漁協組合員や釣り人の高齢化と減少が続き、環境保全や漁場の管理などを行う漁協の維持・存続が難しくなってきていることから、導入を決めたものです。
現在、鮎のルアー釣りが漁協公認されているのは岐阜県内では3漁協(揖斐川中部漁協と根尾川筋漁協、丹生川漁協)ですが、揖斐川中部漁協では揖斐川支流の粕川の瑞岩寺橋上流約1キロの区間におとりをつけて釣る友釣り、鮎竿の先にルアーを付けて釣る友ルアー、リールを使用した鮎ルアーのいずれも可能な優先エリアを設定します。
鮎釣りの友釣りとルアー釣りはかつてのスキーとスノーボードの関係に似ており、揖斐川中部漁協では「友釣り師のみなさんの理解と協力を得て、互いに譲り合いながら多くの女性や初心者の皆さんに鮎に触れて、自然に触れて欲しい」と話しています。粕川の鮎漁の解禁は6月25日(日)となっています。
鮎のルアー釣りは全国では一部河川で先行導入されており、天然鮎で知られる岐阜で鮎のルアー釣りを契機としてさらなる釣り人増につなげられるか注目されます。