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ファントム元パイロット「『推し』は歴史そのもの」 空宙博でトークショー

リニューアルオープンから5周年を迎えた岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(空宙博)。節目を記念して「ファントム」の愛称で知られる、Fー4戦闘機の展示が25日から始まっている。
リニューアル5周年イベント初日の25日は、ファントムの元パイロット・小祝賢一さんをゲストにトークショーが行われ、小祝さんはファントムについて「日本の空を半世紀以上守ってきた歴史そのもの」と語った。
トークショーはぎふチャンラジオ公開生放送で行われ、ボーイズグループ「MAG!C☆PRINCE」の永田薫さんと平野泰新さんが、小祝さんへのインタビューを通してファントムの魅力に迫った。
空宙博で常設展示が始まったファントムは、主翼・後部胴体・尾翼が各務原で製造され、航空自衛隊岐阜基地で2021年のラストフライトをもって退役した機体。岐阜基地所属の小祝さんは2003年から約18年間にわたり、ファントムのパイロットを務めた。
マジプリの2人から、ファントムの『推し』について問われた小祝さんは「なんといっても日本の空を最前線で半世紀以上も守ってきた歴史そのもの」と応え、当時、人類が音速を超えて飛べるようになってから10年足らずで開発されたその歴史や、長くファントムに関わってきた整備士らの声を紹介した。
トークショーではほかにも、小祝さんが受験した航空学生の試験の様子などが話題に上り、マジプリの2人は少年の頃に戻ったような表情を見せ、小祝さんの話に聞き入った。
番組の最後に永田さんは「パイロットの話を聞けることはなかなかないので貴重な時間になった」、平野さんは「戦闘機は見た目もかっこいいしロマンがある。詳しく聞けて良かった」と喜び、小祝さんは「ファントムを見ていただいて興味をもってくれたら嬉しい」と来場者や視聴者に呼び掛けた。
なお空宙博では「ウェルカム,ファントム」と題した企画展のほか、4月9日までリニューアル5周年イベントが開かれている。
※トークショーの模様はぎふチャン公式YouTubeチャンネルでご覧いただけます。
動画の公開は4月9日(日)まで