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日本生態学会が岐阜県御嵩町に要望書 リニア残土処分候補地に「重要湿地」

可児郡御嵩町にある希少な植物が群生する「重要湿地」が、リニア中央新幹線工事の残土...
リニア工事残土処分場に対する要望書を提出する日本生態学会自然保護専門委員会の和田直也会長ら=27日午後、御嵩町役場

 可児郡御嵩町にある希少な植物が群生する「重要湿地」が、リニア中央新幹線工事の残土処分の候補地となっている問題を巡り、日本生態学会は27日、御嵩町とJR東海に計画の見直しを求める要望書を提出しました。

 候補地となっている御嵩町美佐野地区の湿地群は、環境省から絶滅危惧2類の指定を受ける「ハナノキ」など、希少な植物が多く分布する「重要湿地」に選ばれています。

 要望書によりますと、計画によって成木の約30%が消失し、絶滅リスクを高める恐れがあることから、日本生態学会自然保護専門委員会の和田直也会長らが町役場を訪れ、計画の見直しや事業区域の変更を求める要望書を提出しました。

※日本生態学会 自然保護専門委員会 会長 和田直也さん
 「町としても自然資源をこれまでも大事にしてきたと思うので、理念に立ち戻ってもう一度この計画を見直していただければと」

 日本生態学会は27日、JR東海にも同じ内容の要望書を提出しました。

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