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ニセ電話詐欺の自動音声を公開 岐阜県警 パソコン警告画面で誘導する手口も

身内や警察官、行政職員などになりすまし金銭などをだまし取るニセ電話詐欺。「還付金がある」「キャッシュカードを預かる」などと言葉巧みに誘導し、県内でも被害が後を絶ちません。岐阜県警は犯行グループの実際の音声を公開しました。
※実際の自動音声
「NTTファイナンスより重要なお知らせです。現在ご利用中の電話回線にて、未納料金が発生しているため、法的措置へ移行いたします。オペレーターへおつなぎする場合は『1』を押してください」
これは2月、NTTファイナンスをかたり警察官の個人携帯に実際にかかってきた音声です。
音声の誘導に従い指定された番号を押すと、名前や生年月日を聞かれた上で、未納料金を期日までに払わない場合は損害賠償請求が発生すると案内されました。
県警によりますと、去年1年間に県内で発生したニセ電話詐欺の被害件数は245件(前年比27件増)、被害総額は4億6910万円(前年比1億8938万円増)で、6年ぶりに4億円を超えたといいます。
被害者の約7割は65歳以上の高齢者となっています。
実際にことし1月、架空料金請求詐欺で被害に遭った県内在住の65歳の女性。
女性はパソコンを使用中に警告画面が表示され、連絡先に電話したところ電子マネーカードを購入しカード番号を伝えるよう言われたといいます。
女性はコンビニエンスストアで電子マネーカードを購入し、計45万円の被害に遭いました。
※被害に遭った女性
「私も全然詐欺に遭うなんて思っていなかったので、なにせお金に関しては書類が来るので、まずお金に対する請求は一呼吸おいて、まず人に相談することですね」