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マスク外すのはまだ… 卒業式めぐり岐阜県内の学校の対応は 伝統の「白線流し」もマスク姿で

卒業式でのマスクの着用について文部科学省は「着用しないのが基本」と通知していまし...
制服のスカーフをつなぐ生徒ら=1日正午ごろ、高山市三福寺町、斐太高校

 卒業式でのマスクの着用について文部科学省は「着用しないのが基本」と通知していましたが、実際には マスクを着用して式に臨む生徒が多かったようです。

 1日卒業式が行われた岐阜高校では、卒業生はマスクを着けて入場しました。

 国歌は流れたものの声を出しての斉唱は行わず、式典中もマスクをはずす生徒はほとんどいませんでした。

 マスクの着脱について学校側は、「入試シーズンなので慎重に考えて」と伝え、生徒の判断に任せたということです。

 文部科学省は 2月に「卒業式はマスクを着用しないのが基本」と通知していましたが、現場ではマスクを外すことへの警戒感が強いようです。

 一方、高山市の斐太高校でもマスク着用で卒業式が行われ、式のあと伝統の「白線流し」で卒業生が永遠の友情を誓い合いました。
 
 ことしの卒業式は、新型コロナウイルスの対策で保護者と2年生の出席に限定し、卒業生のマスク着用は個人の判断となりましたが、受験を控えている生徒が多いことや教員の中に妊婦がいることから、全員マスクを着用して式や行事を行いました。

 白線流しは、昭和の初めから80年以上続けられている行事で、男子生徒は 学生帽に巻いた白線を、女子生徒は セーラー服の白いスカーフを互いに結び、クラスごとに1本の白い線にして学校前の大八賀川に流します。

 卒業生は、家族や地域の人たちが見守る中、仲間との絆を確かめるように白線を流して、新たな旅立ちを誓っていました。

※卒業生男子 
 「次の進路に向けて、みんなとこうやって白線で繋がっていると思って頑張って行きたいと思います」

※卒業生女子 
 「3年間、コロナや部活や勉強で毎日、大変な日々を過ごしたけど、最後に卒業式が出来たので良かったです」

※卒業生女子
 「コロナ過のこの3年間でいろいろ大変なこともありましたが、最後はこういう形で 卒業式が出来て良かったです」

※卒業生女子5人  
 「先生ありがとう大好き!」

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