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「被災地の今を伝える」東日本大震災の写真展 被災地で撮影を続ける岐阜市のカメラマン

3月11日で、東日本大震災から12年を迎えます。被災地の写真を撮り続けている岐阜...

 3月11日で、東日本大震災から12年を迎えます。被災地の写真を撮り続けている岐阜市のカメラマン・三浦寛行さん(54)の写真展が、岐阜市の岐阜信用金庫本店で開かれています。

 三浦さんは、震災から3カ月後に支援を始め被災地と関りを持ったことで、写真に収めることにしました。それ以来、毎年東北に足を運んでいます。会場には、最近の様子までの写真78枚を展示していて、復旧、そして復興する街の様子を見ることができます。

 この年末年始に撮影した写真の1枚です。岩手県釜石市の鵜住居地区は、ラグビーのワールドカップの会場になったスタジアムがありますが、周りは更地が目立ち人が戻ってきていないといいます。

 また、福島県双葉町では損壊したままの住宅や、かさ上げの整備は終わったものの土地の利用は進んでいない岩手県陸前高田市の様子なども目に飛び込んできます。

 三浦さんは「復興が道半ばという現実を突きつけられる。被災地の現実を伝え続けたい。また、南海トラフ地震などに備えることの大切さを感じてほしい」と話しています。

 東日本大震災の写真展は、岐阜市の岐阜信用金庫本店で3月24日まで開かれます。

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