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無形文化遺産シンポ開催 岐阜県の文化財の継承について考える

ユネスコの無形文化遺産に登録された文化財の継承について考えるシンポジウムが26日、岐阜市で開かれました。
シンポジウムは郡上市の「郡上踊」と「寒水の掛踊」を含む「風流踊」が2022年11月にユネスコの無形文化遺産に登録されたことを記念して岐阜県が開催しました。
約350人の来場があり、はじめに「郡上踊」と「寒水の掛踊」のそれぞれの保存会の会員が伝統の踊りを披露しました。
基調講演ではユネスコの第8代事務局長の松浦晃一郎さんが「ユネスコの世界無形文化遺産の主目的」をテーマに話し「無形文化遺産は人が伝えるもの。世代から世代へと継承していくことが重要」と強調しました。
ディスカッションでは、郡上踊、寒水の掛踊のほか、これまでに登録された高山祭、古川祭、大垣祭、本美濃紙の保存会の代表者が登壇しました。
寒水掛踊保存会の和田勝美会長は、祭りを土日に開催したり女の子も参列できるようにしたりして担い手を確保していること、郡上おどり保存会の藤田政光会長は、地域の子どもたちに踊り方を丁寧に指導していることなどを紹介しました。