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「三彩」「日本刀」 岐阜県が重要無形文化財に指定

 岐阜県は21日、県文化財保護審議会の答申に基づき陶芸技法の「三彩」と「日本刀」を新たに県の重要無形文化財に指定しました。

 「三彩」は着色剤を混ぜた釉(うわぐすり)を2種類以上 直接掛ける陶芸技法で、8世紀に中国から唐三彩(とうさんさい)が伝わってから美濃焼を含む陶器の発展に大きな影響を与えてきました。

 技術の保持者は多治見市の七代 加藤幸兵衛さん(77)で、国の重要無形文化財「三彩」の保持者となった父・加藤卓男さんの助手として正倉院三彩の復元にも携わりました。

 「日本刀」は戦国時代以降、関の刀匠が全国に移り住んで広めました。

 保持者は、山県市の尾川兼國さん(70)で、関の刀剣文化を受け継ぎ、打ち寄せる波を表現した刃紋「濤乱刃(とうらんば)」を再現しました。

 今回の指定により県重要無形文化財は6件となりました。

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