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旧岐阜県庁舎で閉庁式 

旧岐阜県庁舎で17日、閉庁式が行われ、56年余りの長きにわたり県政の中枢拠点とし...
閉庁式が行われた旧岐阜県庁舎=17日午前、岐阜市薮田南

 旧岐阜県庁舎で17日、閉庁式が行われ、56年余りの長きにわたり県政の中枢拠点としての役割を務めてきた歴史に幕を下ろしました。

 第4代となる旧県庁舎は1966年に完成。このうち事務棟は鉄骨鉄筋コンクリート造り12階建てで、岐阜市薮田南の田園地帯にそびえる高さ約50メートルの庁舎は新たなランドマークとなりました。

 その後、56年余りにわたって県行政の中枢として機能してきましたが、老朽化による解体が決まり、1月4日には新庁舎が開庁しました。

 閉庁式は旧県庁舎の正面玄関で行われ、県議会の平岩正光議長ら10人が出席しました。

 式では、古田肇知事が「1つの歴史の終わりは、新しい歴史の始まり。先人たちが築き上げてきた歴史の重みを感じ、感謝するとともに、これからも県民サービスの向上に努めていきたい」とあいさつしました。

 式典では定礎石が取り外された後、定礎式当日の岐阜日日新聞などが収納された定礎箱の中身が披露され、出席者が当時を懐かしんでいました。

 最後に古田知事らが赤いロープをかけて閉庁すると、感謝の拍手がわき起こりました。

 旧庁舎の建物は今後、解体工事に向けた準備に取り掛かることになります。

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