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日本の「人口重心」は岐阜県関市中之保 徐々に東南東へ移動 総務省統計

首都圏への人口集中が進む中、日本の「人口の重心」は関市内を南東方向へ移動していることが、総務省の統計で分かりました。
「人口の重心」は、国民一人一人の体重が同じであると仮定して、日本の国土全体でバランスを保つことができる地点を割り出したものです。
2020年の国勢調査を基に総務省統計局が発表した人口重心は「関市中之保」で、前回2015年の人口重心地点と比べると、南東方向へ およそ2.2キロ移動したということです。
日本の人口重心は東京都などへの人口集中に伴い、少しずつ東南東方向へ移動しています。
1965年の調査では、旧美山町(現在の山県市)が人口重心でしたが、その後美濃市や郡上市を通過してここ20年余りは関市内を移動しています。
ちなみに、岐阜県の人口重心も「関市倉知」にあって、関市は日本と岐阜県両方の人口重心地となっています。
関市の尾関健治市長は「偶然とはいえ大変喜ばしい。これを機に、真ん中である関市の良さをPRしていきたい」とコメントしています。