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岐阜・上石津の「時山炭」移住者を継承、復活へ 元鍼灸院経営男性、80歳超える師匠から学ぶ日々

大垣市上石津町の時山地区で昭和40年ごろまで盛んだった「炭焼き」。その技術を次の...
焼き窯から炭を出す中村明弘さん=20日午前、大垣市上石津町細野

 大垣市上石津町の時山地区で昭和40年ごろまで盛んだった「炭焼き」。その技術を次の世代に残そうと、市外から移り住んだ男性が修行に励んでいます。

 窯から焼き上がった炭を出す中村明弘さん(45)。各務原市で鍼灸院を経営していましたが、大自然の中で暮らしたいと家族とともに移り住み、2022年8月、大垣市から地域課題の解決に取り組む「地域おこし協力隊員」に委嘱されました。

※中村明弘さん
「もともとどっちかというと自然な暮らしがしたかったので。炭焼きは自然を守るとか、後から調べたんですけど、炭がすごく将来性のあるものと聞いて、これは面白いものだなというのがきっかけですね」

 山から切り出した木を割って、専用の窯に入れて焼く炭焼き作業。寒さが厳しく木の年輪が細かい時山地区で焼く炭は火持ちが良いと評判を呼び、「時山炭」として名をはせました。

 中村さんを指導する時山炭保存会の川添美治さん(88)は、今では数少ない炭焼き手の一人です。

※時山炭保存会 川添美治さん
「時山の炭焼きの伝承ということで、まちから時山に入ってきてもらえて、これは結構なことだと思います。なかなか覚えるという気もだいぶ旺盛で結構だと思います」

 一度は途絶えた「時山炭」の復活を目指して腕を磨く中村さん。今後は販路の開拓も行っていく予定です。

※中村明弘さん
「師匠たちが80歳を超えているのに、バンバン動ける姿を見て、『こうなりたいな』という思いが強くなってきた。一人では全然できないので、たくさんの協力をいただいてできているので、恩返しするとなったら、いい炭を作る技術を継承することだと思う。目標はいい炭を作ること」

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