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ピンクや白、飛騨の正月彩る「花もち」づくり 岐阜・高山市で最盛期

岐阜県飛騨地方の正月飾り「飛騨の花もち」づくりが、高山市にある工房で最盛期を迎えています。
飛騨地方では冬場の生花がなくなる時期に、紅白の小さな餅を木の枝に巻きつけた「花もち」を部屋などに飾って、長い冬に彩りを添えます。
高山市江名子町にある「飛騨の花もち組合 高山工房」では、11月中ごろから組合員や近所の主婦らが花もちづくりを始め、現在最盛期を迎えています。
7日は工房長の中野富子さんら7人が、5ミリほどの幅に切った長さおよそ20センチの紅白の餅を木の株の枝やヤナギの枝などにひとつひとつ巻き付けて、花のように飾り付けていました。
花もちは30センチから2メートルのものまで4種類あり、枝物は1本100円から、大きな株になると数万円するということです。
※飛騨の花もち組合 高山工房長 中野富子さん
「花もちは、飛騨の伝統文化です、皆さんに飾ってもらって明るいお正月を迎えてもらえれば、ありがたいなぁと思って作っとるやさぁ」
花もちづくりは今月25日まで行われ、県内のほか東京・大阪などの市場へ出荷されます。