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「承久の乱」や「関ヶ原の戦い」…なぜ各務原市が決戦の地に? 岐阜県関ケ原町で講演会

承久の乱や関ヶ原の戦い前哨戦の合戦の地となったとされる各務原市周辺に焦点を当てた講演会が27日、関ケ原町で開かれました。
講師を務めたのは、各務原市歴史民俗資料館の学芸員 長谷健生さんです。
承久の乱は鎌倉時代における幕府軍と朝廷軍の戦いで、このうち激戦となった「大豆戸(まめど)の戦い」は木曽川流域の各務原市が舞台になったとされています。
長谷さんは史料をもとに、大豆戸の戦いにおける各軍の戦術などを説明し、中でも川での防衛戦に関して「常識的な作戦」と評価しました。
その上で、梅雨の時期に川を渡るのは困難であったことから、「浅瀬の大豆戸に兵力を集中させたかったのでは」と推測しました。
『木曽川は天下の分け目』とまとめた長谷さんの解説に、約40人の参加者は熱心に耳を傾けていました。