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GPSで早期発見 認知症を患う高齢者などの捜索で効果 岐阜中警察署に聞く

スマートフォンやナビゲーターなどの衛星利用測位システム、いわゆるGPS機能のつい...
男性の自転車に取り付けてあるGPS=8月22日午前、岐阜市内

 スマートフォンやナビゲーターなどの衛星利用測位システム、いわゆるGPS機能のついた機器が認知症の高齢者の行方不明の早期発見などに一定の効果をあげています。

 2022年7月、岐阜市の70代の女性が80代の夫と一緒にJR岐阜駅構内の店舗へ買い物に向かう途中、自転車に乗った夫が「先に行く」と駅方面へ向かったまま行方不明となりました。

※男性の妻
 「『駅へ買い物に行こうか』と言って2人で自転車で出かけたんですけど、駅通り過ぎてもどんどん行ってしまうのでこれは困ったと思って」

 男性は軽い認知症を患っていて携帯電話も持っておらず、不安になった女性はそのまま駅前の交番へ届け出ました。

 警察が事情を聞いたところ、男性が乗った自転車にはGPSが取り付けられていて、さっそく女性のスマートフォンで位置情報を特定。

 交番で対応にあたった警察官が位置情報を確認しながら女性と現場へ急行し、届け出から約30分で男性を発見することができました。

※男性の妻
 「すごいほっとしました。これ(GPS)がなかったら見つからないことも考えられるので、これなしではうちの場合は生活していけないくらい大事なものです」

 自転車につけられたGPS機器の大きさは約5センチで、県外に住む女性の長男が高齢の両親を心配して購入を勧めたものでした。

 男性のように自力での移動が可能な場合ほど目的地から遠く離れるケースが多く、発見が遅れて場合によっては命の危険につながることもあります。

※岐阜中警察署生活安全課 髙津充寿課長
 「一般的にはやはりどこに行かれたかがわかりませんので、まず私らの当署員、場合によっては全員バーっと探しに行きます。とにかく人海戦術で探している、そういった状況です」

 行方不明者の行動範囲や場所が特定されない場合では捜索範囲が分散することからかなりの時間を要するといいます。

※岐阜中警察署生活安全課 髙津充寿課長
 「暑かったり、冬とかそういった時だともしかすると命の危険が出てきてしまいますので、早期発見というのが本当に大事でございます。このGPSとか、例えば岐阜市の方でもQRコードでの、そういう施策というのもやっておりますので、そういったものをぜひご活用していただけたらなと考えております」

 GPS機能の活用によりより正確な位置を把握でき道に迷う危険を減らせると同時に、迷った場合も迅速に助けを呼ぶことができます。

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