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自治体や地元企業と共にSDGs啓発 サントリーが岐阜県可児市で親子向けイベント

昨年、流行語大賞にノミネートされるなど、にわかに注目を集める「SDGs」。政府の...

 昨年、流行語大賞にノミネートされるなど、にわかに注目を集める「SDGs」。政府の主体的取り組みの成果もあり、自治体や企業によるSDGsの取り組みを目にする機会も増えてきました。

 しかし、まだまだキーワードが一人歩きしていて、何をすればよいのかわからない人が多いという課題もあります。広く地域住民に理解を深め、日常生活に活かしてもらうためには、自治体、企業が連携して啓発活動を行うことが不可欠です。
 ペットボトルのリサイクルをはじめ、環境に配慮した活動を積極的に展開している可児市。
そんな自治体と企業の連携活動の現場を取材しました。

 飲料メーカーのサントリーホールディングスは、可児市と連携し、SDGsの啓発活動を行っています。

 7月5日、可児市の広見小学校で行われた環境授業。

 授業では、ペットボトルのリサイクルの工程や効率的に再生するためのポイントを聞き、リサイクルの大切さを学びました。

 7月30日には、バローと共同で「親子で食・プラ講座〜環境博士への道〜」と題したイベントを開催。

 サントリーは「リサイクルについて考えよう」を担当しました。

 プラスチックのリサイクル工程と、水平リサイクルの重要性について学んでもらうことで分別活動を習慣化し、循環型社会への理解を深めてもらうための啓発活動です。

 「水平リサイクル」とは、使用済みとして回収した製品、今回の事例ではペットボトルをリサイクルして、同じペットボトルを製造するリサイクルシステムのことです。

 このペットボトルの水平リサイクルを「ボトル to ボトル」と言い、サントリーはバローをはじめとした地域の販売店と共同で、業界に先駆けて「ボトル to ボトル」の仕組みづくりにも取り組んでいます。

 バローではペットボトルの回収を行い、回収したペットボトルがリサイクルされます。

 また、この日のイベントでは、バローによる食育講座も同時に開催されました。

 食品ロスによる環境への影響を学び、実際にお魚教室と題して調理を行うことで、SDSsへの取り組みを体験しました。

※参加者(子供)
 「ペットボトルリサイクルは学校で習ったけど、聞いてないことも色々聞けて、こんなことできるなんてすごいなって思いました」

※参加者(保護者)
 「改めてペットボトルからペットボトルを作るのに、飲みかけで捨ててしまったりとか、たまに洗っても取れない汚れがどうしてもあるときは捨ててしまうこともあるんですけど、できるだけ頑張って洗って綺麗にして、リサイクルしたいと思いました」

※参加者(子供)
 「ちゃんと全部飲み切って、ラベルとかキャップとかを分別して、リサイクルに出したいです」

※参加者(保護者)
 「ボトルtoボトルって可児市の広報とかで見ていたんですけど、内容はあまり知らなくて、今回すごく詳しく教えて頂いて、とてもよくわかりました。お魚の方も、とても子供に良い経験が出来て参加してよかったと思っています」

※可児市 市民部環境課 環境政策係長 中島めぐみさん
Q 今回のイベントはどのような目的で開催されたのですか?
 「今回のボトルtoボトル、リサイクルの取り組みも企業さんと一緒になって連携するということで進んでいますが、とても行政だけでは地球温暖化に対して、できることは限られていますので、市民の方はもちろんのこと、企業の方とも連携して行っていきたいという目的で、開催させて頂きました」

Q 参加者の反応はどうでしたか?
 「実際に生産をしている企業さんのお話、身近なスーパーであるバローのお話というのを聞くことができて、皆さん楽しんで環境について考えて頂けたかなと思っています」

Q 今後の展開は?
 「サントリーさんとは協定でもこれから啓発・環境教育を一緒にやっていくということで、お約束をしておりますので、ぜひこれからも一緒にやっていけたらと思っています」

※サントリー 包材部 課長 光森 秀典さん
 「循環型社会を実現するためには、多くの方々に内容を理解して頂き、参加して頂く必要があります。そのためにも、啓発活動が非常に重要だと考えています。ただ、この活動はサントリー単体で実現するのは非常に難しいと考えています。今回のように、自治体や地域に連携した企業と連携して啓発活動を実施することが非常に重要です。今回の活動を契機に、様々な自治体、企業様とこのような活動が広がっていければ良いと思っています」

 もはや普遍的なキーワードとなった「SDGs」。

 SDGsは、企業や自治体だけが推進するものではありません。

 単なる標語にとどまらず、私たちを含めた社会全体が普段の生活に取り入れ、実践していくことで初めて成果を生み出すことができます。

 そんなSDGsの取り組みを広く浸透させるために企業と自治体がタッグを組み、啓発活動や情報発信をしてきた今回の事例。

 可児市とサントリー、バローのこのような取り組みがモデルケースとなり、全国に波及することを期待しています。

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