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高校数学の教科書に掲載 岐阜県大垣市の明星輪寺の算額

大垣市の寺に伝わる絵馬の一種「算額」が高校数学の教科書に掲載されました。 算額と...
岐阜県の重要有形民俗文化財の「算額」=4月21日午後1時、 大垣市、明星輪寺

 大垣市の寺に伝わる絵馬の一種「算額」が高校数学の教科書に掲載されました。

 算額とは難しい数学の問題が書かれた絵馬で江戸時代に起こった数学ブームで全国各地の神社仏閣に奉納されました。

 数研出版の高校の教科書「数学A」に掲載されたのは大垣市の明星輪寺に納められ、県の重要有形民俗文化財に指定された算額です。

 1865年に地元の和算塾の浅野孝光らが奉納したもので縦約60センチ、横約2メートル20センチ。大小の円などを組み合わせた図形の問題12題が色鮮やかに描かれています。

 当時15歳ほどの少年や少女の名前も記されていて数研出版の担当者は「数学を身近に感じ楽しんでもらいたい」としています。

 この算額の特徴を次のように話します。

※名古屋大学非常勤講師 深川英俊さん
 「当時の数学世界がこんなに庶民的だということの証拠です。非常に重要な算額になっています。一番大きいのは、やはり保存状態がいいこと。これは珍しい。室内にあったかららしいが、江戸期でこれだけの保存状態のいい算額はほとんどありません」

 全国に残る算額は約1000点。この中から選ばれ教科書に掲載されたことに地元の関係者は喜んでいます。

※明星輪寺住職 冨田精運さん
 「選ばれたのは大変名誉なことであるとともに、先代がずっと大事に保存してくれたおかげということで後世に残るように私自身、肝に銘じて大切に保存したい」

※掲載写真を撮影したフォトグラファー 篠田通弘さん
 「150年を経て非常に美しい色合いで今日まで、まだ色が残っています。それをぜひ皆さんに見ていただいて、楽しんで学ぶということを私たちも忘れないようにしていきたい」

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