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死傷事故で工事中断のリニア中央新幹線 岐阜県がJR東海に意見書提出

中津川市のリニア中央新幹線のトンネル工事で作業員が死傷する事故が起き県内の工区のトンネル工事が中断している問題で、県は25日、事業主体のJR東海に対し安全対策の強化などを求める意見書を提出しました。
この事故は2021年10月、中津川市で建設中の瀬戸トンネルで掘削作業の際に落ちてきた岩の下敷きになるなどして1人が死亡、1人が大けがをしました。
意見書は県からJR東海名古屋建設部の梅村哲男担当部長に手渡されました。
意見書は県の専門家会議や沿線の地域などからの意見をまとめたものです。
工事現場で立ち入り禁止範囲へ立ち入る場合の判断基準の明確化をはじめ、JR東海が積極的に現場の課題を把握し、対応するための体制の整備なども求めました。
また、意見書を踏まえた対応を報告し、県の確認と沿線地域への説明が終わるまでは工事を再開しないことも盛り込みました。