ニュース/報道
   ●October 2007放送分 

■ガイアの夜明け


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10月30日(火)よる10時00分〜10時54分

「日の丸スポーツカー 復活〜日産「GT-R」開発 独占取材365日〜」
【出演者】
(ナビゲーター)役所 広司
(ナレーター)蟹江敬三

日本そして世界の経済の動きを幅広いテーマで描くドキュメンタリー。


【みどころ】
 今年の東京モーターショーで注目の車が発表される。日産が新しく開発したスポーツカー「GT-R」だ。この車の開発総責任者は、日産のカルロス・ゴーン社長。ゴーン氏の思いとは、この車で日産の新たなブランドイメージを作り上げること。そこでゴーン氏が開発陣に与えた使命、それは「欧州の名だたるスポーツカーより速い車を作れ」。低迷が続く日産自動車が「GT-R」に託す思いとは何か?またなぜ今スポーツカーなのか? 

【内容】
■総責任者はカルロス・ゴーン社長
 かつて車が若者の憧れだった70年〜80年代、日本のメーカーからも数々のスポーツカーが誕生した。日産で最も有名なスポーツカーは「スカイラインGT-R」。GT-Rとはスカイラインのレーシングバージョンのことで、1964年に日本車として初めて乗用車レースでポルシェを破ったという伝説の車である。
 しかし、バブルが崩壊し車も経済性や燃費が重視されるようになった近年は日本の主力メーカーのラインナップからスポーツカーが消えつつあり、GT-Rも2002年に生産が中止された。
しかし、ゴーン社長は今年、「GT-R」を復活させた。
 日産とルノーのCEOを兼任し、日本とヨーロッパを行ったり来たりの多忙な生活が続くゴーン氏。しかし、日本に来た時にどんなことがあっても出席する会議がある。それが「GT-R」に関する会議だ。ある時は開発状況のチェック、ある時はマーケティング分析、そしてある時は車名を決定するミーティング…そのすべてにゴーン氏は顔を出し、積極的に発言する。「この車の総責任者は私だ」。
 自動車販売の低迷する現在の日産自動車において、今なぜスポーツカーで、なぜ「GT-R」なのか?1年間に渡りゴーン氏の「GT-R」開発の取り組みを追い、その思いと狙いを探る。

■欧州のスポーツカーに負けるな…
 かつては「技術の日産」と呼ばれた日産だが、経営危機とともに、そうしたイメージでのブランド力は大きく後退したと言われている。そこで今後の日産のブランドを象徴する車として生み出される「GT-R」。ゴーン氏は技術陣に高いハードルを設定した。
「市販されている欧州のどのスポーツカーよりも速い車を作れ」と。
 開発のトップに指名されたのはこれまでスカイラインやZも担当した水野和敏氏。
「世界で、日本の車は経済性に優れているとか燃費がいいという評判はあったが、“速い”とか“凄い”というイメージは全くない。それを覆して世界を驚かせる車を仕上げたい」と意気込む。
 そして彼らが挑んだのがドイツの片田舎の巨大なサーキット、「ニュルブルクリンク」。山あり谷あり難所ありと、世界で最も過酷なコースだ。世界中の自動車メーカーがスポーツカーや高級車の開発をするためにここに乗り込んでくる。ここで速いタイムを出すということがすなわち世界で認められることだという。
 このコースでの最高タイムはポルシェの7分30秒台。欧州メーカーの聖地、ニュルブルクリンクに日本から乗り込んだ「GT-R」。
世界を驚かすことはできるのか。運命のタイムアタック!その結果は…。
普段あまり目にすることのできない新車開発の現場に1年間の長期に渡って独占密着した。

■ゴーン神話に陰り…販売の現場は?
 ゴーン氏が社長に就任以来、業績はV字回復を果たし、成長軌道に乗ったかに見えた日産。しかしここ1、2年、販売台数も伸びず、06年度の決算ではゴーン社長就任以来初の減益となった。その逆風をもろに受けているのが販売会社だ。ヒット車に恵まれず、人気のハイブリッドカーもない。
 販売会社の社長はこう言う。「こんな車を持っているのは日産だけだよね、というような熱い思いを持てる車が欲しい…」
 実はゴーン社長はこれまでにない「GT-R」だけの販売戦略をとろうと考えていた。果たしてこの「GT-R」で日産の販売の現場はどう変わっていくのか?

■人気の欧州スポーツカー ポルシェ 
 国内の自動車販売は低迷が続いている。2007年度上期の新車販売は7.4%減。
日産だけでなくトヨタもホンダも台数を減らしている。
 そんな中、堅調なのが輸入車だ。特に新型「GT-R」が参入しようとしている高級車セグメントはほぼ輸入車の独壇場だ。日本で最も人気のあり、日産にとって「GT-R」のライバルと考えているのがポルシェだ。2006年の販売台数は3600台余りで10年前の2倍近くにまで販売台数を伸ばしている。
 10月のとある平日。都内のホテルの宴会場は人であふれていた。商談会も兼ねたポルシェのパーティー。きらびやかなシャンデリアのもと、車を見入る人々。1000万円を超える車をその場で予約する客も珍しくない。「性能だけだったら国産車も遜色ない。でもポルシェと国産車は何かが決定的に違う」と話すお客。そしてトップセールスマンは、「我々は車を売っているんじゃないんです。ブランドを売っているんです」と言い切る。ポルシェの販売現場に密着し、高級車を売るために必要なものは何かに迫る。
 
■世界は日の丸スポーツカーをどう見たか?
 10月24日の東京モーターショーで「GT-R」がデビューする。いっせいに浴びせられるフラッシュの中、ゴーン社長の一言は…?そして詰め掛けた世界中のメディアは日の丸スポーツカーの誕生をどう見たのだろうか?


■ガイアの夜明け


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10月23日(火)よる10時00分〜10時54分

「ニッポンの“美”を売れ〜沸騰する現代アートの裏側〜」
【出演者】
(ナビゲーター)役所 広司
(ナレーター)蟹江敬三

日本そして世界の経済の動きを幅広いテーマで描くドキュメンタリー。


【みどころ】
世界は今、空前の「現代アート」バブルの只中にある。そんな中で、日本人アーティストも注目を集めている。村上隆と奈良美智の作品は、10年前には10万円単位だったものが、今では1億円単位へと爆発的に値上がりし、世界のアートビジネスの寵児となった。これをきっかけに、古くから欧米人が評価を決めてきた美術ビジネスの牙城に、日本人が挑もうとしている。一般人も巻き込む巷のアートブームとは・・・?

【内容】
■世界市場の中心で現代アートを売る男…NYサザビーズ
一枚の絵の値段がみるみる吊り上げられ、夢のような値段で取引されるのがオークション。その手数料だけで年商4000億円を手に入れる巨大企業がニューヨークに本拠地を置く、「サザビーズ」だ。今回、特別許可を得て、その知られざる舞台裏に潜入。サザビーズには、世界中からさまざまなモノが持ち込まれる。中にはあのボンズの大リーグ記録ホームランボールも。今年3月、そのサザビーズの副社長にはじめて日本人として、蓑豊さん(66歳)が、抜擢された。蓑さんは、日本一の集客力を誇る金沢21世紀美術館の初代館長を務め、現代アートを知り尽くす男だ。「いま我々が最も売りたいのはアジアの現代アート。アジアと現代を知る、ミノの力が必要だった」 と語るのは、サザビーズのルプレヒトCEO。蓑さんは、250年の歴史を誇るサザビーズで現代アートを、どのように売ってゆくのか?そして、蓑さんがアートの本場ニューヨークで売りたいと願うニッポンの美とは?蓑さんの手腕に託されたオークションに世界中から巨額の資金が集まる!

■カリスマのいる巨大倉庫…小山登美夫ギャラリー
東京、江東区・清澄白河。巨大な貨物倉庫に、若者たちが殺到する。貨物用エレベーターで上った最上階に、白壁の空間が広がる小山登美夫ギャラリー。美術館と違うのは、ここに掛けられている絵の全てが、売り物ということ。小山登美夫さん(43歳)は、日本のアーティストとして、優に1億円を超える最も高値で取引される2人、村上隆と奈良美智の才能を見出し、世界に売り込んだ立役者。奈良の作品は20年前、数万円だった。それが今では数千万。小山さんが手がける作品は、ブランドとなるのだ。その小山さんが、次なる挑戦の場として選んだのは中国。経済成長著しい中国では、いま新興富裕層が投資目的で、現代アートへ巨額を投じている。アートフェアのため上海を訪れる小山さん。彼のもとには、多くの中国人が集まった。その中には、どんなに高値でも小山さんが手がける作品を買いたいという中国人も現れる。しかし、美術の「価値」を「価格」だけで判断する買い手を前に、小山さんの表情は晴れない。

■現代アートが“貯金”になる?
大阪・枚方市で、地元密着の小さなケーキ店を営む松浦隆広さん(51歳)は、現代アートの目利きコレクターとして知られる。壁には、現代アートの世界でお宝とされる作品が・・・。全国の美術館から貸し出し依頼が来ることも、よくあること。どうして、町の小さなケーキ店に現代アートの名画があるのか?その答えは、ずばり青田買い。まだ誰も注目していない価格が安い段階で購入し、やがてその作品が値上がりしているのだ。かつて松浦さんが80万円で購入したある作品は、今では1000万円を超える価値をもつ。「現代アートは、貯金です」と松浦さんは言い切る。
そんな松浦さんのもとを国内のオークション会社が出品の要請に訪れた。シンワアートオークション社長の倉田陽一郎さん(42歳)だ。倉田さんは、小渕内閣のとき政務秘書官を務め、バブル経済崩壊後の金融再生に取り組んだ後に、アートの世界へ転身した異色の経歴をもつ。「ある程度のおカネと、心のゆとりがなければ、人は絵画を買わない。それが、ニッポンのバブル以降のここ10年だった。その状況が今やっと変わりつつある」。実際、倉田さんが主催するオークションには、ピカソ、ユトリロ・・・といったバブルのころに高値で取引された作家の作品が、持ち込まれている。そんな中でも、現代アートの需要は飛躍的に伸びているという。


■ガイアの夜明け


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10月16日(火)よる10時00分〜10時54分

「未知なる食材を求めて〜新顔野菜の仕掛け人たち〜」

【出演者】
(ナビゲーター)役所 広司
(ナレーター)蟹江敬三

日本そして世界の経済の動きを幅広いテーマで描くドキュメンタリー。


【みどころ】
最近、新しくて珍しい食材が人気を集めている。甘味の「キャンディキャベツ」。四角い顔した「四角豆」。フランス産の「ピンクガーリック」…などなど聞いたこともないような食材だ。しかし実はこうした珍しい食材が売り上げを伸ばしているというのだ。こだわり野菜やユニーク野菜を扱う東京青果の個性園芸事業部の売上高は約10年前は6億円ほどだったが、現在は26億円を超えている。一体その人気の理由とは何か?

【内容】
■世界の未知なる野菜を獲得せよ
 アグリアシストジャパン(東京・中央区)は、農業における栽培、作物の選択などをコンサルティングする会社だ。中南米に生息する“グラプトペタラム・パラグアイエンセ”という植物を3年かけて改良。グラパラリーフとして百貨店や大手スーパーで販売、青りんごに似た食感と味、そして豊富なミネラルを含んでいるという評判で人気を集めている。「農家や生産者が他と同じようなものを作っていても、そこに夢(一攫千金)を見出せない。夢を見出せない産業に後継者は育たない」と代表の杉本章さん。
 杉本さんは、9月初旬、ネパールへ飛んだ。次なるユニーク野菜を発見するためだ。果たしてどんな野菜を見つけ出したのか?
 また、杉本さんはすでに見つけ出していたインドの人参とよばれる“アシュワガンダ”という野菜を新たに日本で売り出そうとしていた。それはどんなものなのか?

■料理店が仕掛ける“新顔野菜”
 16店舗で約40億円を売り上げる中華料理店「南国酒家」。その人気の秘密は、厨房にずらりと並んだ新顔野菜だ。「モロッコインゲン」、「タラッコオレンジ」、「オオタニワタリ」、「四角豆」…。目新しく美味しい食材を手に入れると即メニューに採用する戦略がお客を飽きさせず、リピーターを増やす効果を生んでいるという。総料理長の久保寺さんが自ら、新顔野菜を捜し求めて全国各地を駆け回る。注目しているのは沖縄の野菜だ。沖縄の農家は自分たちや近所の人だけで食べているオリジナル野菜が多い。そこには知られざる美味しい野菜がたくさんあるという。久保寺さんは、宮古島、石垣島、西表島などの農家をトラックで一軒ずつ回り、新顔野菜の情報を収集する。「龍爪」(ろんがー、きゅうりに似た野菜。名前がなくて俗称である)や「白ゴーヤ」(農家でたまたまできたもの)、「宮古ぜんまい」など味見して、気に入ったものがあれば試作を繰り返す。
 新顔野菜に力を入れたのは売り上げの低迷が続いた2000年頃。生き残るための新たなビジネス戦略、それが「新顔野菜」だった。肉などと違い、野菜は季節によって旬のものが変わるため、仕入れが難しい。ほとんどの飲食店では、野菜の仕入れは業者任せ。産地さえ不明な場合もある。まして、新顔野菜とくれば情報も少ないため、未開の分野だった。業界では、「南国酒家で人気が出た新顔野菜は、翌年スーパーに並べられてヒット商品になる」と言われるため、常に業者などからの売り込みが絶えない。
 料理店が仕掛ける「新顔野菜ビジネス」の裏側を追う。


■ガイアの夜明け


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10月9日(火)よる10時40分〜11時34分

「マネー動乱〜サブプライムショックの真相〜」

【出演者】
(ナビゲーター)役所 広司
(ナレーター)蟹江敬三


日本そして世界の経済の動きを幅広いテーマで描くドキュメンタリー。




【みどころ】
8月中旬、世界の市場を不安の連鎖が襲った。東京株式市場は874円の大暴落。その後も世界の市場は乱高下を繰り返し、動揺は収まらなかった。今回の世界マネー動乱の元は、アメリカの低所得者向け住宅ローンの破たん。個人投資家、欧米金融機関などを取材し、このサブプライムショックを検証するともに、問題の震源地アメリカを現地ルポ、今後の世界経済の行方、そして私たちの生活への影響を探る。 

【内容】
■損失を負った主婦たち
 「少しの元手で儲かる」と今、主婦たちの間で人気となっている投資が為替取引。家事を終えた後に、世界の為替市場をにらみながら外貨取引をする。そんな主婦トレーダーのシンボル的存在なのが、東京に住む主婦たち40人が集まる「FX美女の会」。中心メンバーは、主婦向けの指南本まで出版した鳥居万友美さん。子育ての合間にプロ顔負けの売買を展開して、毎月100万円も稼いでいる。8月、そんな鳥居さんのブログにも悲鳴が溢れていた。「主人に内緒で600万円失った」、「貯金を使い果たした」、「1500万円の損」、…大和総研によれば、今回の円高による個人投資家の損失は3000億円〜4000億円にも及ぶという。子供に良い教育を受けさせたい、住宅ローンを早く返したい、老後の不安を解消したい、でも、働きにでることができない…と、子育てママがヘソクリで始めた為替取引。サブプライムショックに翻弄される日本の家計の行方は…。

■サブプライムショックの真相
 世界金融を不安の連鎖に陥れたのが、アメリカのサブプライムローン。信用力の低い個人向けの住宅ローンで、金利は高い。住宅バブルの波に乗ってこのローンを組んだ人が多く、住宅価格が頭打ちとなった今、返せなくなっているのだ。どこまで、この問題が深刻なのか…、震源地ともいえるロサンゼルスの近郊、通称“サブプライム通り”を取材した。
アフリカ系アメリカ人のシャーレーンさんは今年6月、自宅の競売通知を受け取った。月に2400ドルだったローンが、3800ドルに跳ね上がって返済が滞ってしまったためだ。「家を持つことはアメリカンドリーム。その夢を手にしたかっただけ。今は、食べ物も満足に買えないし、車に乗ろうとしてもガス代も払えない。こんなことってあり得ない」と悲嘆に暮れている。
 それにしても、なぜシャーレーンさんのようなアメリカの一住民のローン返済の滞りが、世界金融不安を引き起こしたのか…?ローン会社、金融機関などを取材し、リスクが世界に拡散されたカラクリを明らかにする。

■これからは“金”…?
 世界の株式市場が乱高下を続ける一方で、右肩上がりの高騰を続けているのが、金や原油といった商品市場。株への不安から余剰資金が流れ込んでいるのだ。
そして、このような時代が来ると読み、世界を舞台に金投資に挑戦する日本人がいた。金投資会社「ジパング」社長の松藤民輔さん。国内および外資系の証券会社に長く勤めたが、「これからは“金”の現物取引の時代が始まる」と判断して独立。3年前にはアメリカの金山を買収した。松藤さんは「日本人が“金”を保有することで、アメリカ中心の金融市場から、世界の主役は日本にとって変わる」と独特の信念を語る。松藤さんの金投資ビジネスに迫り、今後のマネーの流れを読む。


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