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August 2008 放送分

岐阜市歴史博物館で開催されている「風の画家 中島潔が描く金子みすゞの世界」もうご覧になりましたか?
私は8月1の開場式の司会を担当しました。
開場式のあと、中島潔さんの解説を聞きながら作品を見ることができました。
以前の展示会でもインタビューさせていただき、なつかしさも手伝って、話がはずみました。
金子みすゞは、大正末期から昭和の初期にかけて、すぐれた童謡詩を発表し、西條八十に「若き童謡詩人中の巨星」とまで称賛されながら、1939年(昭和5年)26歳の若さで世を去りました。
岐阜で初めて金子みすゞ展が開催されたのは、25年ほど前のことでした。
児童文学者の矢崎節夫さんが、みすゞの手帳に書かれた詩に魅せられ、みすゞ没後50年あまり経て全集として出版されました。
岐阜でも、当時矢崎節夫さんの講演会が行われ、たくさんのみすゞファンが生まれました。
私もそのとき以来、詩集「私と小鳥とすずと」が愛読書になりました。

その金子みすゞの作品を絵で表現した、中島潔さん。
インタビューのなかで次のように話されました。
10年ほど前に、金子みすゞの詩にであった。たいへんな衝撃だった。不思議な感覚だった。4年間没頭。
それまで、ふるさとの絵を描いてきたが、「深さ」とか「強さ」をみすゞの中に感じた。
最初に印象深かったのが「大漁」。
いわしという、あまり気にしない魚でも、素晴らしい生命がある。
ちいさくて、傷つきやすいからこそ、その生命は輝くということを描きたいと思った。
わたしたちが気づかないことが、たくさんある。
そんな中でみんな一生懸命生きている。
みんな一日、一日、精一杯生きている。それが美しいのだと思う。
生まれたら、必ず土にかえる。その中で一つ一つ汗を流して、人のことを思って、悲しかったり、うれしかったりしながら生きていることは、一番良いことだと思う。
一言一言、話される言葉が、絵と同じように優しくて、心に響きました。
なお、今回の展示では、金子みすゞの代表作「わたしと小鳥とすずと」は出品されていませんでした。
そのことを伺うと「大漁と同じくらいの大作を描きたかった。絵の構想はある。これから絵描きとして、描いていくとき作業の一つとして、描くときがくると思う。そのときは、今と違って、もっと楽しんで描きたい」と語ってくださいました。
金子みすゞは、魂を言葉に写し、中島潔さんは心を、絵に描いていらっしゃるのでしょうか?その心には「生命あるものへの尊厳」が深く静かに宿っているように思いました。
「風の画家 中島潔が描く 金子みすゞの世界」は9月15日まで、岐阜市歴史博物館で開催中です。
みなさん、ぜひご覧下さい。
■風の画家・中島潔さんにインタビュー(8月14日)
08月14日:20時21分33秒更新

岐阜市歴史博物館で開催されている「風の画家 中島潔が描く金子みすゞの世界」もうご覧になりましたか?
私は8月1の開場式の司会を担当しました。
開場式のあと、中島潔さんの解説を聞きながら作品を見ることができました。
以前の展示会でもインタビューさせていただき、なつかしさも手伝って、話がはずみました。
金子みすゞは、大正末期から昭和の初期にかけて、すぐれた童謡詩を発表し、西條八十に「若き童謡詩人中の巨星」とまで称賛されながら、1939年(昭和5年)26歳の若さで世を去りました。
岐阜で初めて金子みすゞ展が開催されたのは、25年ほど前のことでした。
児童文学者の矢崎節夫さんが、みすゞの手帳に書かれた詩に魅せられ、みすゞ没後50年あまり経て全集として出版されました。
岐阜でも、当時矢崎節夫さんの講演会が行われ、たくさんのみすゞファンが生まれました。
私もそのとき以来、詩集「私と小鳥とすずと」が愛読書になりました。

その金子みすゞの作品を絵で表現した、中島潔さん。
インタビューのなかで次のように話されました。
10年ほど前に、金子みすゞの詩にであった。たいへんな衝撃だった。不思議な感覚だった。4年間没頭。
それまで、ふるさとの絵を描いてきたが、「深さ」とか「強さ」をみすゞの中に感じた。
最初に印象深かったのが「大漁」。
いわしという、あまり気にしない魚でも、素晴らしい生命がある。
ちいさくて、傷つきやすいからこそ、その生命は輝くということを描きたいと思った。
わたしたちが気づかないことが、たくさんある。
そんな中でみんな一生懸命生きている。
みんな一日、一日、精一杯生きている。それが美しいのだと思う。
生まれたら、必ず土にかえる。その中で一つ一つ汗を流して、人のことを思って、悲しかったり、うれしかったりしながら生きていることは、一番良いことだと思う。
一言一言、話される言葉が、絵と同じように優しくて、心に響きました。
なお、今回の展示では、金子みすゞの代表作「わたしと小鳥とすずと」は出品されていませんでした。
そのことを伺うと「大漁と同じくらいの大作を描きたかった。絵の構想はある。これから絵描きとして、描いていくとき作業の一つとして、描くときがくると思う。そのときは、今と違って、もっと楽しんで描きたい」と語ってくださいました。
金子みすゞは、魂を言葉に写し、中島潔さんは心を、絵に描いていらっしゃるのでしょうか?その心には「生命あるものへの尊厳」が深く静かに宿っているように思いました。
「風の画家 中島潔が描く 金子みすゞの世界」は9月15日まで、岐阜市歴史博物館で開催中です。
みなさん、ぜひご覧下さい。










